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どうすれば細幅鍵盤ピアノを入手できる?

更新日:2024年10月29日

今回は、細幅鍵盤ピアノの入手方法についてお話したいと思います。

細幅鍵盤ピアノ運動を推進されていた中田義直先生亡き後、日本では細幅鍵盤ピアノは生産されておりません。入手方法としては以下の3つの方法があります。

1.中古ピアノ市場をまめにチェックする。

2.手持ちのグランドピアノの鍵盤アクションを改造する。またはピアノに合った鍵盤アクションを製作してもらう。

3.海外製品を輸入する。


1.もし状態の良い中古の細幅鍵盤ピアノが見つかり、試弾をしたうえで購入を決めることができれば最も良い方法です。


2.グランドピアノであれば、鍵盤ユニットを改造して細幅鍵盤にすることができます。鍵盤サイズの違うユニットを作って出し入れすることもできるようです。

 現在日本で特殊サイズの鍵盤ユニットを作るメーカーがありませんので、海外の業者に依頼することになります。欧米にいくつかそのようなメーカーがあるようです。アップライトピアノは鍵盤ユニットの出し入れができませんので、はじめから細幅鍵盤使用になっているピアノを購入することになります。


3.外国製のピアノ、それも細幅鍵盤ピアノを導入するなら、自分でメンテナンスができる方でない限り個人輸入はお勧めしません。お近くのピアノ店に購入相談をし、その店に調律やメンテナンスをお願いするほうが安心だと思います。


東京ストレットピアノでは、上海のピアノメーカーHailun社の細幅鍵盤ピアノ(アップライトピアノ)を導入しました。導入にあたり、以下のサイトを参考にして地元のピアノ店(三浦ピアノさんhttps://miurapiano.com/ )に相談しました。ピアノ店の間ではHailunブランドは知られていると思います。受注生産で数か月待たされますが、手持ちのピアノの改造をお願いするよりは、仕様が決まっている製品を輸入するほうが安心かもしれません。


こちらはアメリカのHailun社のサイトで、アメリカ合衆国とカナダの顧客向けの製品で、鍵盤部分はアメリカのD.S.Standard Foundationが製作しているようです。


Hailun社はほかにアジア向けの細幅鍵盤ピアノも生産しています。東京ストレットピアノに導入したのはアジア向けで、Hailun H-1P Professional 6.0というモデルです。


アメリカと日本では湿度も違いますし、アジア向けモデルのほうがよいと思います。

なぜか中国のHailun社のホームページには見当たらなかったのですが、Hailun Pianos Malaysia のfacebookに投稿がありました。2024年3月12日の投稿です。




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